ChatGPTで日本株の決算分析をする方法|決算短信を読むプロンプト例

ChatGPTで日本株の決算分析をする方法 AI×決算・銘柄分析

決算発表は、株価が大きく動くきっかけの一つです。

しかし、決算短信や決算説明資料には多くの数字や文章が並んでおり、短時間ですべてを確認するのは簡単ではありません。

そこで活用できるのがChatGPTです。

ChatGPTに決算資料を読み込ませることで、売上高や利益の増減、会社予想の修正、成長要因、リスクなどを整理し、決算を見るうえで重要なポイントを短時間で把握しやすくなります。

ただし、AIが「好決算」と判断したから株価が上がるとは限りません。

この記事では、ChatGPTを日本株の決算分析にどう活用するのか、実際に使えるプロンプトとともに解説します。

ChatGPTで決算分析すると何ができる?

決算の重要数字を整理する

決算短信では、売上高、営業利益、経常利益、純利益など複数の数字を確認する必要があります。

ChatGPTを使えば、これらを前期実績や会社予想と比較しながら整理できます。

特に確認したいのは、単に「増収増益だったか」だけではありません。

前年同期比の伸び率、利益率の変化、会社計画に対する進捗率なども合わせて確認することで、決算の中身をより具体的に把握できます。

業績予想の修正を確認する

短期的な株価反応を考えるうえで重要なのが、会社による通期業績予想です。

決算自体が好調でも、通期予想が据え置かれたり、市場が期待していたほど上方修正されなかったりすると、株価が下落する場合があります。

ChatGPTには、従来予想と今回予想を比較させ、

・売上高
・営業利益
・純利益
・1株利益(EPS)

などがどの程度変更されたのか整理させることができます。

成長要因とリスクを抽出する

決算資料には数字だけでなく、業績が伸びた理由や今後の見通しについても記載されています。

ChatGPTを使って、

「何が成長を牽引したのか」

「一時的な要因ではないか」

「会社がどのようなリスクを認識しているか」

といったポイントを抽出すると、数字だけを見るより企業の状況を理解しやすくなります。

前回決算との変化を比較する

決算は1回だけを見るより、前回までの決算と比較することが重要です。

例えば、

・売上成長率が加速しているか
・利益率が改善しているか
・会社予想が上方修正されているか
・事業環境に変化があるか

などを比較します。

複数回の決算情報をAIに整理させれば、企業の業績トレンドを把握しやすくなります。

ChatGPTで決算短信を分析する方法

基本的な使い方はシンプルです。

企業が公開している決算短信や決算説明資料を用意し、ChatGPTに読み込ませて分析を依頼します。

決算資料を取得する際は、企業のIRサイトや適時開示情報など、可能な限り一次情報を利用します。

そのうえで、「この決算は良いですか?」だけではなく、確認したい項目を具体的に指定します。

決算分析で使えるChatGPTプロンプト

以下は、日本株の決算を確認するときに使えるプロンプト例です。

あなたは日本株の決算分析を支援するアシスタントです。

添付した決算短信・決算説明資料を分析してください。

以下の順番で整理してください。

  1. 売上高・営業利益・経常利益・純利益
  2. 前年同期比の増減率
  3. 通期会社予想に対する進捗率
  4. 業績予想の上方修正・下方修正の有無
  5. EPSの変化
  6. 増収・増益または減収・減益となった主な理由
  7. 今後の成長材料
  8. 会社が示しているリスク要因
  9. 前回決算から改善した点・悪化した点
  10. 短期的に株価材料になりそうなポイント

資料に記載されていない情報については推測せず、「資料からは確認できない」と明記してください。

最後に、「ポジティブ要因」「ネガティブ要因」「追加確認が必要な点」に分けてまとめてください。

「決算を要約して」とだけ依頼するより、確認項目を指定した方が、自分が必要としている情報を効率よく整理できます。

AIの決算評価だけで株を買ってはいけない理由

ここが最も重要です。

企業が増収増益を発表しても、必ず株価が上昇するわけではありません。

株価は決算の絶対的な良し悪しだけではなく、市場が事前にどこまで期待していたかによっても動きます。

例えば好決算でも、市場予想を下回れば売られることがあります。

逆に減益決算でも、市場が想定していたほど悪くなければ株価が上昇することもあります。

そのため、ChatGPTで決算資料を分析した後は、

・市場予想との比較
・PTSや時間外取引の反応
・翌営業日の気配
・出来高
・チャート
・信用取引などの需給
・同業他社や関連銘柄の動き

なども確認する必要があります。

AIによる決算分析は、売買判断そのものではなく、判断するための情報整理を高速化するものとして使うのが基本です。

ChatGPTの決算分析で注意したいこと

ChatGPTを利用する場合でも、重要な数字は元の決算資料と照合することをおすすめします。

AIは資料を読み違えたり、異なる期間の数字を比較したりする可能性があります。

また、決算発表直後の株価、市場予想、ニュースなど、最新情報をAIが必ず取得できるとは限りません。

特に実際の資金を投入する場合は、

決算短信・決算説明資料 → AIによる整理 → 一次情報で再確認 → 市場反応を確認 → 売買判断

という順番で利用すると、AIへの依存を抑えながら効率化できます。

まとめ:AIで「決算を読む時間」を短縮する

ChatGPTを使えば、決算短信や決算説明資料から重要な情報を抽出し、決算分析にかかる時間を短縮できます。

特に複数の監視銘柄が同日に決算を発表する場合、人間がすべての資料を短時間で読み込むのは大変です。

AIに情報整理を任せることで、人間は「その決算を市場がどう評価するのか」「どの価格なら売買するのか」といった判断に時間を使いやすくなります。

一方、AIの分析結果だけで売買するのではなく、一次情報や実際の市場反応を確認することが重要です。

KABU BUILDでは今後、実際の企業の決算資料を使いながら、ChatGPTによる決算分析がどこまで実戦で使えるのかも検証していきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました