AI・Python開発に高性能PCは必要?約10万円のHPとDellを比較して選んだPC

投資・開発環境

ChatGPTを使ってプログラミングを始めるとき、

「AIを使った開発をするなら、高性能なPCが必要なのでは?」

という疑問がありました。

私はプログラミング未経験の状態から、ChatGPTに相談しながら日本株の投資支援・自動売買ツールを作っています。

最初は10年ほど前に購入したMacBook Airで開発を開始。

Pythonをインストールし、VS Codeを使い、

  • 株価データの取得
  • RSIやMACDなどのテクニカル指標計算
  • 複数銘柄の分析
  • 売買候補のスコアリング

などを少しずつ作っていきました。

しかし、開発が進むにつれて気になってきたのがPCです。

「10年前のPCで、このままAIを使った開発を続けて大丈夫なのか?」

とはいえ、AI開発用だからといって20万円、30万円するPCが本当に必要なのかも分かりません。

そこで、PC選び自体もChatGPTに相談することにしました。

最終的にはHPとDellの約10万円のノートPCまで候補を絞り、Dellを購入。

今回は、

「AI・Python開発用のPCには、どの程度のスペックが必要なのか?」

を、実際にPCを選んだ過程と現在の使用状況を含めてまとめます。

最初は10年前のMacBook Airで十分だった

AIを使ったプログラミングを始めるために、最初から新しいPCを買ったわけではありません。

もともと持っていたMacBook Airを使いました。

基本的な開発方法は、

ChatGPTに相談する
↓
コードを作ってもらう
↓
VS Codeで実行する
↓
エラーが出る
↓
ChatGPTに画面を見せる
↓
修正する

という繰り返しです。

少なくとも開発を始めるだけなら、古いMacBook Airでも進めることができました。

そのため、今振り返ってみても、

「AIプログラミングを始める=最初に高性能PCを買う」

必要はなかったと思います。

それでも新しいPCを買おうと思った理由

開発を続けるうちに、いくつか不満が出てきました。

まず、家にはモニターが2台あるのですが、古いMacBook Airだったこともあり、USB Type-Cでハブにつないで簡単に拡張する、といった現在のPCのような使い方ができませんでした。

また、普段の仕事ではWindowsを使っているので、単純にWindowsの方が操作に慣れています。

Pythonをインストールしたときも、Mac側のOSバージョンとの兼ね合いで、使用できるPythonのバージョンに制約があった記憶があります。

そして何より、

「そもそも10年前のPCで、このままAIを使った開発を続けて大丈夫なのか?」

という疑問がありました。

今後は株価データの量も増え、バックテストなども行う予定です。

そこで、開発用のWindows PCを新しく購入することにしました。

AI開発用だから高性能PCが必要?

PCを選ぶ前に最初に整理したのが、

「AIを使うこと」と「自分のPCでAIそのものを動かすこと」は違う

という点です。

私の場合、ChatGPT自体を自分のPCで動かしているわけではありません。

ブラウザでChatGPTを利用しながら、PC側ではPythonやVS Codeを動かしています。

そのため、今回の用途で高性能なGPUを最優先する必要性は低いと考えました。

一方で開発が進むと、

  • ChatGPT
  • VS Code
  • Python
  • 株価データ
  • CSV
  • 複数銘柄分析
  • バックテスト
  • 証券ツール

などを同時に使用する可能性があります。

そこで、

「AI用PC」という名前だけで選ぶのではなく、自分が実際にPC上で何を処理するのか

を基準に考えることにしました。

用途によって必要なPC性能は違う

AIプログラミングといっても、何をするかによって必要な性能はかなり違います。

今回PCを購入した経験から、大まかには次のように考えています。

やりたいことPC選びの考え方
ChatGPT+プログラミング学習まず手持ちPCで試す
ChatGPT+Python+VS Code16GB程度のメモリがあると余裕を持ちやすい
データ分析・バックテストCPU・メモリにも余裕が欲しい
大量データ・複数処理32GBへの増設なども視野
ローカルで生成AIを動かすGPUも重要になる

私がやりたいのは、

ChatGPT+Python+株価データ分析+バックテスト+将来的な自動売買

です。

そこで、最初から高価なGPU搭載PCを買うより、

10万円前後のPCを購入し、必要になったら後から強化できる構成

を重視することにしました。

予算は15万円。でも15万円を使い切る必要はない

PCの予算は、ひとまず15万円以内に設定しました。

ただし、

「15万円まで出せるから15万円のPCを買う」

という選び方にはしませんでした。

この時点では、まだ自動売買ツールの開発途中です。

どの程度までシステムが大きくなるのかも分かりません。

そこでChatGPTに、

  • Pythonを使う
  • 株価データを分析する
  • バックテストをする
  • 将来的には自動売買まで作りたい
  • 自宅のモニター2台を活用したい
  • Windows希望
  • 予算15万円以内

といった条件を伝えながら候補を比較していきました。

最終候補はHPとDell

いくつかのPCを比較した結果、最終的には約10万円の2機種まで候補が絞られました。

HP OmniBook 3 14

と

Dell 14(DC14255)

です。

検討していた構成を大まかに比較すると、次のような内容でした。

HP OmniBook 3 14Dell 14 DC14255
CPURyzen 5 230Ryzen 5 220
メモリ16GB16GB
SSD512GB512GB
価格約10万円98,899円
メモリの将来拡張難しい交換・増設を検討できる
特徴軽さも魅力拡張性を重視しやすい

CPU、メモリ、SSD、価格だけを見ると、かなり近い条件です。

むしろHPも十分魅力的でした。

そこで最終的な決め手になったのが、今の性能ではなく将来の拡張性でした。

HPではなくDellを選んだ一番の理由

今回PCを選んでいる時点では、メモリ16GBで足りるのか、将来的に32GB必要になるのか分かりません。

今は問題なくても、

扱う銘柄数が増える
↓
株価データが増える
↓
バックテストが複雑になる
↓
複数の処理を同時に行う

といった形で、必要な性能が上がる可能性があります。

HPの候補機はメモリの後からの増設が難しい構成でした。

一方、Dellは将来的にメモリ交換・増設を検討できる構成だったため、

「今は16GBで使い、足りなくなったら増設する」

という選択肢を残せます。

AI開発を始めたばかりの自分にとって、

「最初から必要以上の性能を買う」のではなく、「必要になったら強化できる」

という考え方の方が合っていました。

これが最終的にHPではなくDellを選んだ大きな理由です。

DellでもRyzen 5とRyzen 7で迷った

Dellに決めた後にも、もう一つ選択肢がありました。

CPUです。

比較していたのは、

Ryzen 5 220 / 16GB / 512GB:98,899円

と、

Ryzen 7 250 / 16GB / 512GB:約125,897円

の構成でした。

価格差は約2.7万円です。

当然、性能に余裕を持たせるならRyzen 7という選択肢もあります。

しかし、現在行っているのは、

  • Python
  • VS Code
  • 株価データ分析
  • バックテスト
  • ChatGPTを使った開発

です。

ローカルで大規模なAIモデルを動かすことが目的ではありません。

そこで、

「今使うか分からない性能に約2.7万円を追加する必要があるのか?」

と考えました。

結果として、まずはRyzen 5で十分と判断。

性能不足になったら、そのときに次の対応を考えることにしました。

最終的に購入したPC

購入したのは、Dell 14 DC14255です。

構成は次の通りです。

項目購入した構成
PCDell 14 DC14255
CPUAMD Ryzen 5 220
メモリ16GB DDR5
SSD512GB NVMe SSD
ディスプレイ14インチ 1920×1200
OSWindows 11 Home
購入価格98,899円

当初は15万円まで予算を考えていましたが、結果的には10万円を切りました。

浮いた約5万円を、使うか分からない上位スペックに最初から投入しなかった形です。

約10万円のPCで実際にAI開発してみた結果

PC選びで最も重要なのは、スペック表ではなく実際に使ってどうだったかです。

Dellへ移行してから現在まで、性能面で特に不便は感じていません。

現在は、

  • ChatGPTを使った開発
  • VS Code
  • Python
  • 複数銘柄の株価データ取得
  • RSI・MACD・ADXなどの計算
  • CSVデータ処理
  • 複数銘柄分析
  • 5年分の株価データを使ったバックテスト

などを行っています。

前回の記事では、この環境で実際に5年分の株価データを使ったバックテストまで実行しました。

少なくとも、現在作っている日本株の投資支援・自動売買ツールについては、今回購入した構成で問題なく開発できています。

今後、開発規模が大きくなって動作が重くなるようであれば、メモリ増設なども視野に入れるつもりです。

MacからWindowsへの移行もChatGPTに聞いた

PC購入後には、Macで作っていた開発環境をWindowsへ移す必要がありました。

ただ、プログラミング未経験の自分には、その方法も分かりません。

そこで自動売買ツールを作るときと同じように、ChatGPTに一つずつ聞きながら進めました。

Windows側にPythonやVS Codeなどを用意し、既存のプロジェクトを移行。

最終的には、Macで進めていた開発の続きからWindowsで再開できました。

やったことは結局、

「分からないことをChatGPTに聞く → 実際に操作する → 結果を確認する → 次へ進む」

という、普段の開発とほとんど同じ流れでした。

PC移行そのものは今回の記事の主題ではありませんが、プログラミング未経験でもChatGPTに確認しながら進めることはできました。

AI開発用PCで重視してよかったこと

今回のPC選びでは、単純なCPU性能だけで決めませんでした。

実際に重視してよかったと思うのは、

① 現在の用途に十分な性能があること

必要以上に上位モデルを選ばない。

② メモリに余裕があること

現在は16GBで問題なく使用できています。

③ 将来的に強化できること

現時点で32GBが必要か分からないからこそ、後から変更できる余地を残しました。

④ 外部モニターを使いやすいこと

自宅にあるモニターを活用して開発環境を作れることも重要でした。

⑤ 価格とのバランス

予算15万円だからといって、15万円を使い切る必要はありません。

結果的に約10万円で現在の用途を満たせています。

これからAI・Python開発用PCを買うなら

今回の経験から、これからChatGPTなどを使ってプログラミングを始めるのであれば、いきなりPCを購入する必要はないと思います。

まずは、

手持ちPCで始める
↓
PythonやVS Codeを使ってみる
↓
実際に何を作るのか決まる
↓
何が不足しているのか確認する
↓
必要なPCを選ぶ

という順番でも十分です。

また、「AI開発」という言葉だけでGPU搭載の高価なPCを選ぶのではなく、

自分のPC上で何を処理するのか

を考えた方がいいと思います。

ChatGPTを使ってPythonを書くのと、自分のPC上で生成AIモデルそのものを動かすのでは、必要なスペックはかなり違います。

PC選びでもChatGPTは「判断材料」として使えた

今回、PC選びそのものにもChatGPTを使いました。

候補のスペックを比較して、

「この用途ならどちらがいいか」

「Ryzen 7まで必要なのか」

「将来的にメモリを増やせるのか」

などを一つずつ確認しました。

結果として、

HPかDell
↓
拡張性を考えてDell
↓
Ryzen 7かRyzen 5
↓
現在の用途ならRyzen 5

と候補を絞ることができました。

もちろん、ChatGPTの回答だけで購入を決めるのではなく、最終的な製品仕様や価格はメーカー側でも確認する必要があります。

これは株の分析でも、プログラミングでも同じだと感じています。

AIに判断を丸投げするのではなく、自分が判断するための材料を整理してもらう。

PC選びでも、この使い方はかなり便利でした。

まとめ:高性能より「必要になったら強化できる」を選んだ

AIを使ったプログラミングを始めた当初は、

「AI開発をするなら高性能なPCが必要なのでは?」

と思っていました。

しかし、実際にPCを選んでみると、私の用途では最初から20万円、30万円するPCを購入する必要はありませんでした。

最終候補は約10万円のHPとDell。

基本スペックや価格は近かったものの、今後どこまで開発規模が大きくなるか分からなかったため、将来のメモリ拡張性を重視してDellを選択しました。

さらにDellでも上位のRyzen 7ではなく、

Ryzen 5 220 / メモリ16GB / SSD 512GB

の構成を98,899円で購入しました。

現在はこのPCでPythonによる株価分析や5年分のバックテストまで実行していますが、今のところ大きな不満はありません。

今後性能不足になれば、その時点でメモリ増設などを検討します。

今回のPC選びで一番大きかったのは、

「将来必要になるかもしれない性能を全部先に買う」のではなく、「今必要な性能を確保し、必要になったら強化できるPCを選ぶ」

という考え方でした。

AI・Python開発をこれから始める人も、まずは自分が何を作りたいのかを整理してからPCを選ぶ方が、無駄な出費を抑えられると思います。

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